「h1をSEO効果を発揮するために、こうしてください!」と提案した時に、「h1のSEO効果はどれくらいですか?」と聞かれたことが多々ありますし、この質問に共感する人も多いのではないでしょうか。
今回は、h1のSEO効果について語ります。
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h1のSEO効果
前提:効果の明確な証明はできない
h1のSEO効果を理解するうえで重要なのは、「h1を適切したから○○順位が上がります!」というのは誰も分からないことです。理由としては「Googleのアルゴリズムは非公開」だからです。
そのため、h1をこうしたから、順位がこれぐらい上がるというのは断言できないはずと理解するべきです。
また、h1はSEOのすべてではありません。これができないからといって落胆するほどではありません。
h1のSEO効果は、SEOの基準の数あるうちの1つであり、適切にすることで多少の効果は見込めるものだと考えています。
SEO効果を知るにはh1タグの役割を理解すること
h1タグのSEO効果を知るためには、そもそものh1タグの役割を理解している必要があります。
<H1>~<H6>のHとはHeadingの略で、見出しを意味します。
引用:HTMLタグリファレンス「<H1>~<H6>」より
h1タグは見出しです。またh1は最上位の見出しにあたるものなので、ページの内容を示す見出し内容である必要があります。ページの最初の見出しとしてh1を使うのが適切であり、それを検索エンジンに正しく理解させる役割があります。
h1は文書構造を伝えるものなら、作文や論文と置き換えてみよう
h1は先ほど説明したように文書構造を検索エンジンロボットに分かりやすく伝えるためのものでもあります。文書構造というのであれば、作文や論文に置き換えてみるとh1タグの効果が朧げに見えてくると思います。
小学生の作文ルールと文書構造
小学生の作文提出時の作文ルールを思い出してみてください。
小学生の作文ルールは「題名」や「段落の最初は1文字空ける」、「句読点をつける」といったルールがあったはずです。それは、作文という文書を提出するときの文書構造を適切に提出するためのものであったはずです。
作文のルールを怠ると、いくらかの点数が減ったうえで点数を返されたのではないでしょうか。
大学生の論文と文書構造
また、大学の授業や大学受験でも小論文の提出と同じことが言えます。論文を提出するときに、論文タイトルや目次、見出しなどを適切に記載することを求められたのではないでしょうか。
そこにはやはり論文をわかりやすく伝えるための文書構造ルールがあったはずです。そして、小学生の作文と同じように、文書構造を守っていないものは、いくらかの減点をされることが想像できます。
作文や論文でいうならh1は採点基準の1つ
このように説明した来たように、h1は作文や論文で言うところの採点基準の1つであると考えています。それを考慮すると必ずしも多大な費用をかけて修正するほどではないと思っています。
ただし、作文や論文の題名をつけるといったルールが常識というものであれば、h1を適切に扱うこともまたSEOの常識の範疇であるともいえます。
適切に扱うことは求められると思ってください。
参考(他社の見解):h1のSEO効果
h1タグにSEO効果を期待したいところですが、これは直接順位に影響するのではなく、間接的に効果があるのではないかと考えられます。(引用:SEOラボ「h1タグのSEO効果」より
」)
適切なh1(=キーワードを含み、簡潔なページ要約になっているh1)は、あなたのWEBページの「他のSEO対策」の効果をより出やすくしてくれる、と言えます。
言うなればh1タグは、SEO対策の足がかりとなる、間接的ながら重要なSEO効果があるのです。(引用:SEO Pack「SEO1位のための「h1」タグ設定ガイド」より)